東海地震、東南海・南海地震は連動して発生する可能性も指摘されており、三重県でも甚大な被害が想定されています。
このため、県の総合計画「県民しあわせプラン」では、災害に強い県土づくりを大きな柱として掲げ、特に、地震対策については、「三重県地震対策推進条例」や「三重地震対策アクションプログラム」に基づき、総合的な防災力の向上に取り組んでいます。
平成7年の阪神淡路大震災では、家屋の倒壊や家具等の転倒が原因で亡くなられた方が死者数全体の約9割を占めています。また、倒壊家屋等から救出された方の多くが、地域の人たちに助けられています。こうしたことからも、災害に強い地域社会をつくっていくためには、行政による取組だけでなく、県民の皆さん一人ひとりが自ら、そして共に助け合う自助・共助の取組が大切です。
県では、自助・共助の取組を支援するために、テレビ、ラジオによる防災啓発番組を毎週放送しているほか、県内各地での防災講演会の開催、地震体験車の活用など、さまざまな啓発活動を進めています。
今回、県民の皆さんとともに、防災について考え、災害に強いみえの防災風土を広げていきたいとの思いから、この「防災コラム」の連載をはじめることとしました。
これから計25回にわたって、毎週火曜日(休刊日等により変更する場合があります。)に、さまざまな防災分野で活躍されている専門家の方々のコラムを掲載しますので、ぜひ、ご一読いただき、ご家庭での備えや地域での防災活動に役立てていただければと思います。
三重県防災危機管理部
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